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「”21世紀の里山”を目指して」
09/06/16
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トヨタ自動車株式会社
社会貢献推進部 社会貢献推進室
環境・社会活動グループ
池上 博身 プロフェッショナル・パートナー
http://www.toyota.co.jp/toyotanomori -
※ソーシャルブリッジTVでも映像を公開しています。
豊田市郊外に広がるトヨタの森
どうすれば自然の力を環境のためにうまく使うことができるか、その実験のためにオープンしました。 ここでは「自然との共生」をめざして、さまざまなこころみも行われています。
早速、森の校長先生とも呼ばれている、池上博身氏に話を伺ってきました。
<トヨタの森>
http://www.toyota.co.jp/toyotanomori
トヨタの森の始まりについて教えて頂けますでしょうか。
97年に里山活性化のための実験フィールドといううたい文句で、今ご覧になっている まわりの森全体敷地の75haのうち15haをオープンして、一般の人にここでの取り組みをいつでもご覧いただけるような形に整備をし、公開を始めた。というのが最初の頃です。
整備のやり方で、どんな風に元気になり具合が違うのか。
こんな風にやれば成長も旺盛に回復するし多様性もどんどん取り戻せるよ。ということを実際に実験しています。
具体的にフィールドの説明をして頂けますか。
この15haは、モデル林と呼ばれていまして中身は大きく3つのゾーンに分かれています。 整備・保全・活用という3つのゾーンです。

※トヨタの森マップ(出典:トヨタの森 フォレスタヒルズ・モデル林 より)
保全ゾーンでは、この辺りにしか住めない希少種の植物・昆虫がいくつも蘇ってきています。
そのようなことを効果的に保全していくにはどんな方法がいいだろうか。ということを考えるエリア。それを保全ゾーンと言っています。
万博の開催場所を変えさせたとして、オオタカと並んで有名になりましたけど。 そのようなシデコブシなんかもたくさんあります。
活用ゾーンは森林資源の活用を考えるゾーンということで、手入れが進まないのは 切り出した材に価値がないからですね。人工林も一緒ですけどね。
どんどんそれが使われれば価値を持って値段も付くようになります。
そして、活用が進むと整備も進むことにつながります。
モデル林を使って、具体的にはどのような活動をされているのでしょうか
1998年からはエコのもりセミナーとエコモニタリングを
行っています。
エコモニタリングとは多様性の回復具合を科学的にデータとして蓄積していくことです。
最初の頃の3点セットとしては、
・モデル林
・エコのもりセミナー
・エコモニタリング
ですね
エコのもりセミナーのキャッチフレーズは
「森づくりから始まる、人づくり、まちづくり」
まずは、第1期で森づくり。
次に第2期で、持続可能な循環型社会の姿を描く。あるいはそのために必要な人材、あるいはスキルといったものの掘り下げを行いました。
そしてエコのもりセミナーで描いたこの新しい循環型社会、これを 矢作川流域で担っていく人材を育成していくプログラムとして 今年、「豊森」というのが新たに立ちあがりました。

子どもたちもたくさん訪れると伺いましたが。
最近では保全活動で元気になった森をつかった環境教育活動をしています。
ちなみにこの森には年間10000人ぐらいお客さんが見えるのですが、
その中で小学校の子どもたちが6000人ぐらいです。
今日もやっていますけど、毎日のように午前中は子どもたちが
この回りの自然をふれあい体験学習という活動のために使っています。
ここでは、五感を使ったふれあい体験として、 葉っぱを食べさせたり、例えば笹の葉っぱ、竹でもいいのですが 竹の葉っぱの根元をかじってみるとタケノコの味がするなんて かじってみないとわからないと思います。
また、生き物にさわる。とかげの心臓がぴくぴくなんてことから 生き物の世界を手に感触として、持ち帰ってもらうことをしています。
森の校長先生という言われ方をしておりますが子どもたちの そういう指導というのでしょうか。 やりがいのある仕事だと思ってやっております。

池上さんの幸せについて語って頂けますか。
生き物の世界との関わりというのを、人間も自然の中の一部とか そんな言い方もするんですけども、そういうことが本当に日常的に 感じられる世界で仕事ができる
そしてやっぱり生き物と触れ合うのかな。
それが年中いろんな形で触れ合うことができる
そういう中で暮らしている人間というものの存在というか。姿。
そういったものに想いを馳せること
そういう時の幸せ感という。会社ではそういうことはなかなかありえないんですけどね。
幸いこんなところで仕事をさせてもらっているので、そういうことを感じています。
それが一番の幸せかな。


















